読みどころTSJJ日本版8-6(27-6)その一

Angourie In Their Hearts:アンゴーリ
文、スティーブ・シアラー

Ref:TSJJ8-6

 

今号のTSJJを総括的に考えると、『サーフコミュニティー&サーファー』というテーマがあるように感じる。そのつもりで読み進めていただけると、各記事の核心に触れることができるんじゃないかなと思います。

さて、そう思って全体をもう一度見渡すと、テーマの中心となる記事はやはり『アンゴーリ』だろうな。アンゴーリはバイロンよりさらに南にあるサーフコミューン。映画モーニングオブジアースの舞台でもあり、現在でもボヘミアンでレイドバックなコミュニティが存在する。メディアで取り上げられたくはないというのがローカルたちの本音だろうが、弊誌の編集方針を理解してくれたのか、当地の重鎮たちにもご登場いただいている。たとえばあのナット・ヤング、次男のブライス・ヤング、ローリー・タウナー、またジャーナリストのジョン・ウイッチグや映画「モーニング、、」にも出演していたデビット・バディ・トロイヤという長老も記事の中心的役割を果たしている。でもあの映画何度見ても誰が誰だかわからないとこがあるね。

 

Ref:TSJJ8-6

Shonan, A Bicycle Kind Of Life:湘南考by自転車
文、抱井保徳

その『アンゴーリ』を読み終えて次のページをめくると日本版編集部による『Shonan, A Bicycle Kind Of Life』が続く。日本版編集部のなかなかニクイ図らいですね。この抱井保徳氏による書き下ろしエッセイも、そのテーマが「サーフコミュニティー&サーファー」と言っていいだろうと思う。湘南へ移住しそこでキャリアを積み上げたサーファーの回想とでも言おうか。いつも初々しい抱井氏の筆致は、彼のスタイリッシュなサーフィンとともに、多くのファンをすでに獲得しているが、今回の文章も、「独特でドライな」とも表現できる彼の世界観に読者を誘い、古き良き時代の湘南と、彼自身のサーフィン・フィロソフィーを控えめにかつ感性豊かに語っている。

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